NHKサブチャンネルの見方や切り替え・録画する方法 【総合テレビ・Eテレ・BS1】
NHKでスポーツ中継を見ていて放送終了時間になった場合、「サブチャンネル」で試合の続きが放送されることがあります。
最近だとテニスの全豪オープンやウィンブルドンの開催時に、錦織圭選手の試合が最初からサブチャンネルで放送される場合もあり、サブチャンネルは意外と多く活用されています。
サブチャンネルは自動で切り替わるわけではなく、自分でサブチャンネルに切り替える必要があります。
NHK総合テレビなどのサブチャンネルの見方をまとめました。
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サブチャンネルとは
デジタル放送(地デジ・BS)では、1つのチャンネルにつき最大3つの異なる番組を放送することが可能になっています。
2つ以上の番組を同時に放送する場合、そのうちの1つの番組をメインチャンネルと呼ぶのに対して、残りを「サブチャンネル」と呼びます。
「サブチャンネル」での放送は、NHK(総合テレビ・Eテレ・NHKBS1)、TOKYO MX、三重テレビ、放送大学、ケーブルテレビなどの放送局で主に行われています。
NHKのサブチャンネルは、主に以下の目的で活用されています。
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災害・緊急時の情報提供の強化:
- 大規模な災害発生時や緊急事態においては、メインチャンネルでは伝えきれない詳細な情報、例えば地域ごとの避難情報、ライフラインの状況、安否情報などをサブチャンネルで提供することが可能です。これにより、メインチャンネルでは全国的な情報を伝えつつ、サブチャンネルではより細分化された、視聴者にとって直接的に役立つ情報を発時提供することができます。
- 例えば、地震発生時には、総合テレビで被害の全体像や政府の対応を伝えつつ、サブチャンネルで各地の震度や津波予報、交通機関の運行状況などを詳細に伝えるといった運用が考えられます。
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スポーツ中継の拡充:
- オリンピックやパラリンピック、FIFAワールドカップなどの大規模なスポーツイベントでは、複数の競技が同時に進行したり、日本代表以外の試合にも高い関心が寄せられたりします。このような場合、メインチャンネルで注目度の高い試合を放送する傍ら、サブチャンネルでは別の競技や、よりニッチなスポーツ、あるいは特定の選手の試合を放送することで、多様なスポーツファンを満足させることが可能になります。
- 特に、一つの競技内で複数の試合が同時に行われるテニスや卓球、バドミントンなどでは、サブチャンネルの活用が視聴者にとって大きなメリットとなります。
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教養・教育番組の補充:
- Eテレは教育・教養番組の専門チャンネルですが、学校放送や幼児向け番組など、ターゲット層が明確な番組が多い中で、より専門的なテーマや、特定のスキル習得に特化した教養番組などをサブチャンネルで放送することもあります。
- 例えば、語学講座の延長として、より実践的な会話練習に特化した内容や、特定の地域の文化に焦点を当てたドキュメンタリーなどをサブチャンネルで提供することで、学習意欲の高い視聴者のニーズに応えることができます。
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アクセシビリティの向上:
- 副音声や字幕放送の提供はメインチャンネルでも行われていますが、サブチャンネルを利用して、手話通訳付きの番組や、視覚障がい者向けの解説放送を強化するといった試みも考えられます。これにより、より多くの人々が等しく情報にアクセスできる環境を整備することができます。
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地域情報の深化:
- 地域によっては、メインチャンネルで全国放送が行われている時間帯に、サブチャンネルで特定の地域に特化したニュースや生活情報を放送することがあります。これにより、地域の住民にとってより密接な情報を提供し、地域コミュニティとのつながりを強化する役割を担います。
サブチャンネルの画質
サブチャンネルで番組が放送される場合、メインチャンネルも含めて通常のデジタル放送より画質が悪くなります。
これは本来、ハイビジョン1チャンネル分しかない容量を無理やり複数のチャンネルに分ける為、画質が犠牲になってしまうのです。
サブチャンネルの見る方法・切り替え方
実際にサブチャンネルを見たい場合、自動的に切り替わってくれるわけではないので、自分でサブチャンネルに切り替える必要があります。
以下では、NHKのサブチャンネルを見る方法を例にして3つの方法を紹介します。
チャンネルボタンで選択する方法
1つ目の方法は、リモコンのチャンネルボタン(選局ボタン)を使って切り替える方法です。
サブチャンネルを見たい放送局のチャンネル(総合テレビ・Eテレ・NHKBS1)に合わせた状態で、リモコンのチャンネルボタン(選局ボタン)の上側(↑)を押すとサブチャンネルに切り替わります。
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チャンネル番号を直接入力する方法
2つ目は3桁のチャンネル番号を直接入力して切り替える方法です。
まずリモコンの「チャンネル番号入力」というボタンを押します。
それから次のように番号を入力するとサブチャンネルに切り替わります。
- 総合テレビを「1」で見ている地域の方 「012」
- 総合テレビを「3」で見ている地域の方 「032」
- Eテレのサブチャンネルの場合 「023」
- BS1のサブチャンネルの場合 「102」
電子番組表(EPG)を使用して切り替える方法
3つ目は電子番組表(EPG)を使って切り替える方法です。
まずリモコンの「番組表」ボタンを押します。
そしてサブチャンネルを見たい放送局の番組欄に合わせ、リモコンの「上下左右」ボタンの右側(→)を押すとサブチャンネルの番組内容が表示されるので、「決定」ボタンを押すとサブチャンネルに切り替わります。
※サブチャンネルを選択できる時間帯の番組欄には縦線で区切られています。
サブチャンネルの番組情報は、放送時間が近くなるか放送中しか表示されないので、見当たらない場合は時間を変えて何度か確認してください。
- リモコンのチャンネルボタンを繰り返し押す: 多くのテレビでは、例えば「NHK総合」のチャンネルボタン(多くは「1」)をもう一度押すと、サブチャンネルに切り替わります。
- 「番組表」から選択する: リモコンの「番組表」ボタンを押して表示される番組表の中から、サブチャンネルの番組を選択して視聴することもできます。
- データ放送から選択する: NHKのデータ放送(リモコンの「d」ボタン)の中には、サブチャンネルの案内や切り替えを行うメニューが用意されている場合があります。
サブチャンネルの番組を録画するには
サブチャンネルの番組も通常の放送のように録画することが可能です。
現在放送中の番組ならサブチャンネルにした状態で録画ボタンを押すだけです。
予約の場合は、電子番組表を使って録画します。
テレビかレコーダーの「番組表」ボタンを押して、先程の3番目の方法のようにサブチャンネルの番組内容に合わせて、「録画」ボタンを押して予約します。
スポーツ中継などで、チャンネルが途中から「メイン→サブ」に切り替わる場合、レコーダーに自動追従機能がついいれば、問題なく録画できます。
追従機能がない場合は、最初から「サブチャンネル」の方で録画しておくことで同様の効果が得られます。
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