買ってから冷蔵庫で保存していた野菜が、鮮度が長持ちしないなと感じることがあります。
しかし野菜を上手に保存していれば、鮮度は維持できるそうなのです。
鮮度が長持ちする野菜の保存方法についてまとめました。
野菜の保存方法
野菜を保存する際に心がけたいのは、その野菜が育った環境に近い状態で保存するということです。
どんな野菜でも冷蔵庫で保存すればいいというものではありません。
また野菜の成分のほとんどは水分で、収穫時の5%以上の水分が失われると、品質は大幅に低下します。
野菜の鮮度を保つためには、水分の蒸発を防ぐ保存方法が必要です。
野菜の保存方法は、次のパターンに分かれます
- 常温で暗いところで保存する
- 冷蔵保存する
- 冷凍保存する
以下で1つ1つ保存の仕方を見ていきます。
常温で保存する野菜
常温で保存する野菜は、基本的に寒さに弱い野菜です。
ただ直射日光は避けて、涼しいところに保管するのが基本です。またカットした場合は、冷蔵庫で保存します。
野菜名 | 保存方法 |
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トマト | トマトは寒さに弱いので、夏の時期以外は常温保存でOKです。
夏はラップで包んだり、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
なす | なすは寒さと乾燥に弱いので、新聞紙などで包み涼しいところで保存します。
真夏は保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存するといいです。 |
タマネギ | 寒くて湿ったところで保存すると芽が出てきて、味が落ちます。直射日光を避けて風通しの良いところで保存します。
ただ水分の多い新玉ねぎは、冷蔵庫の野菜室で保存した方が良いです。 |
長ネギ | 新聞紙などで包んで、立たせた状態で保存します。
使いかけのものは、保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
じゃがいも | 光に当たると光合成をして、芽が出やすくなります。
日光や蛍光灯の光の当たる場所を避けて、涼しいところで保存します。 |
さつまいも | 寒さに弱いので、新聞紙などに包んで保存します。
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かぼちゃ | 1個丸ごとの場合は、風通しの良い涼しい場所で保存します。
切った場合は、種とワタを取り除き、ラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
白菜 | 1個丸ごとの場合は、新聞紙に包んで、日光の当たらない涼しい場所に立たせた状態で保存します。
カットした場合は、冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
ごぼう | 泥付きの場合、新聞紙などに包み、風通しの良い涼しい場所で保存します。
洗ってあるごぼうは、保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
冷蔵保存する野菜
冷蔵保存する場合、普通の冷蔵室より温度が高い野菜室で保存するのが基本です。
保存袋はジッパー付きのものがおすすめです。
野菜名 | 保存方法 |
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キャベツ | 冷蔵庫の野菜室で保存します。
芯が付いたままだと、成長を続けて味が落ちるので、芯をくり抜いて湿らせたキッチンペーパーなどを詰めておくと良いです。 |
ほうれん草 | 葉っぱの部分が乾燥しないように、保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
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きゅうり | 乾燥や水気に弱いので、表面の水気を拭いてから保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
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れんこん | 光や乾燥に弱いので、湿らせた新聞紙などで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
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大根 | 葉っぱがついている場合、葉っぱが栄養や水分を吸い上げてします。
葉っぱを付け根から切り落として、湿らせた新聞紙などで包み、保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
しょうが | 乾燥や水気に弱いので、表面の水気をふき取りラップなどで包み冷蔵庫の野菜室で保存します。
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レタス | 丸ごと保存する場合は、芯が残っていると成長を続けるので芯をくり抜きます。
クッキングペーパーに包んでから保存袋に入れて、芯があった方を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。 |
冷凍保存する野菜
野菜は常温で保存するか、冷蔵保存するのが基本です。
ただなるべく長期間保存したい場合は、冷凍保存します。
基本的に下ごしらえをしてから、保存するパターンになります。
野菜名 | 保存方法 |
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キャベツ | 細切りにして茹でたり、塩もみしたものを水気を切ってから保存袋に入れて冷凍保存します。 |
きゅうり | 輪切りにして塩をまぶしてよくもんでおきます。
水気を切ってからラップで包み、それを保存袋に入れて冷凍保存します。 |
白菜 | 細切りにして茹でて、水分を切ってから保存袋に入れて冷凍保存します。 |
じゃがいも | 丸ごと茹でで皮をむき、つぶしてから冷まします。
冷めたら保存袋に入れて、冷凍保存します。 |